補助金とは

当ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
COCOROコンサルティング株式会社 ホームページ担当のO(オー)と申します。
よろしくお願いいたします。

以前のブログでは、「事業再構築補助金」について、ご説明いたしました。
順番が前後してしまいますが、今回は、そもそも「補助金とは何か」、ということをテーマに書かせていただきたいと思います。

補助金は、その名が示す通り、事業を補助するために、国や県、市などから支給される支援金です。
補助金ごとにテーマが違っており、どのような事業に対する支援なのかが決まっています(IT導入補助金であれば、ITを活用した生産性向上のための補助金で、事業再構築補助金であれば、新規事業開始のための補助金など)。
一旦支給されれば、基本的に返還の必要はないため、財務状況を圧迫することなく、既存事業の改善や新規事業が行えます。

このような補助金について、事業者様に特にお伝えしたい点が2つあります。


①補助金は、希望する事業者すべてに支給されるわけではない!

それくらい知っている、と言われる事業者様もいらっしゃるかと思いますが、ご説明させていただきます。

補助金の種類によりますが、補助金の申請をするためには、その補助金をどのように活用するのかを説明する資料を作成する必要があります。
補助金を活用して事業を行うことにより、どの程度売上高が増加するのか、給料や経常利益がどのくらい増加するのかを説明し、事業者様がどれだけ補助金を有効に活用できるのかをアピールしなくてはなりません。

その申請書類を審査された結果、補助金をより有効に活用してくれそうな事業者様が選ばれ、補助金の支給を受けられます。
つまり、他の事業者と事業計画の出来や実効性で競わなくてはならないということです。

補助金を獲得するためには、内容が優れているだけではなく、読みやすく、他の人にも理解されやすい事業計画が必要不可欠です。
そのためには、これまでのブログにも書かせていただいた通り、日頃からの地道な事業計画作成が有効ではないでしょうか?


②補助金が実際に支給されるまでには、申請してから時間がかかる!

補助金について、一番浸透していない部分がこの点だと感じています。
公募開始、つまり補助金について詳細が発表されてから、申請受付が締め切られるまでに、まず数か月かかります。
そして、申請受付締め切りから採択結果発表まで、すなわち、補助金の支給が受けられるかどうかが決まるまでにまた1~3か月ほどかかります。
この時点で、補助金に申請するかどうかを考えてから、半年くらいが経過していることになります。

さらに、補助金を活用した事業が開始してから、事業が完了し所轄の事務局に報告を終えるまでに、長ければ1年ほどかかります。
報告完了から数か月後に、ようやく補助金が給付されます。

補助金支給時期は、申請してからだいぶ時間をおいてからになることがお分かりいただけたでしょうか?
採択や事業完了報告まですべてがスムーズに進んだとしても、補助金給付は申請完了から1年程度かかります。

補助金を活用した事業の経費支払は先払い、つまり補助金が支給されるまでの立替払いが原則です。
そのため、立替払いできるように、資金をあらかじめ用意しておく必要があります。

そして、補助金は、事業にかかった経費全てが支給されるわけではなく、その50%や75%など、一定割合分しか支給されません(補助金によって異なります)。
補助金だけでは賄えない出費が発生します。

補助金を活用して事業を行うためには、金融機関や取引先を含めて、きちんとした資金計画が重要です。
採択されるためだけではなく、事業を潤滑に行うためにも、事業計画を整備しておく必要があります。


だいぶ長々と書いてしまいました……
とにかくお伝えしたいことは、何より大切なのは、補助金をどのように活用するのか、そして補助金支給までの立替払いの資金をどう調達するのか、事業計画を確立しておくことです!

活用してみたい補助金がある、補助金を使って事業を効率化したい、新しい事業を始めてみたい……という事業者様がいらっしゃいましたら、ぜひ当社にご相談ください。

以上、担当Oでした。 また次回もご覧いただけますように。

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